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ググッと考える!

大手法律事務所の弁護士から株式会社LiBに移籍! https://www.libinc.co.jp

弁護士の道を捨て、ベンチャーに入った本当の理由(後編)

 

前回(前編)は弁護士事務所を辞めると決めた理由を書いたので、今回は、LiBに入ると決めた理由について書いてみたいと思う。
 
前回書いたとおり、
 
「挑戦の舞台が見つかるまで、法律家の道で全力を尽くす。
 舞台が見つかったら、迷わず飛び込む。」
 
と決めた後、僕は東京で弁護士として働く傍ら、次の「舞台」を探すため、週末にベンチャー企業の経営者の方々に自分の現状を話してアドバイスをもらうということを繰り返していた。
そんな活動の一環として、LiBの社長(松本さん)とも話する機会を得た。週末朝のスタバだった。
 
 
※         ※         ※
 
 
その時は、出会って15分くらいで一気に深い話が始まったのをよく覚えている。
その後何度か話を重ねていくうちに、だんだんとLiBに惹かれていった。
理由はいくつもあるけれど、次の4つのポイントが大きかったように思う。
 
①社長の哲学と人格
ベンチャー企業にとって、社長の人格は組織の人格であり、社長の哲学は組織の哲学になると思っている。
僕は松本さんの哲学に惚れたし、人格を信じた。
人生観において、自分と重なり合う部分がとても大きいと感じた。
そんな人の下で働きたいと思った。
 
②事業テーマ
現在のLiBが取り組んでいる「女性」にフォーカスした事業テーマに、ぐっと心惹かれた。
社会の視点では、高齢者と若者の人口ギャップが大きくなり続けている現在の日本で、女性が活躍することの意義は大きい。
個人の視点では、意欲ある女性がその人に合った働き方を手にすることで、より充実した人生を切り拓けると思う。
このテーマに挑戦し、自分たちの手で「未来の当たり前」を作ることができたらどんなに素晴らしいだろうとワクワクした。
 
③成長性と実行力
松本さんとの会話を通して、僕の4つの価値観(前編参照)を実現させるための一番の方法は、自ら経営者になることだと認識するようになった。
そのためには、「(まだ大きくないけれど)これから急激に伸びる組織」に入り、その急成長を体感するのが最も近道なのではないかという仮説を立てた。
LiBには成長性を感じたし、何より理想を現実に変える実行力が備わっていると思った。
 
④学びの多さ
経営には、ロマンとソロバンが必要らしい。
これまでの様々な経験を通して、僕の「ロマン」はある程度熟してきていた。他方で、「ソロバン」については知識も経験も全く無い。
LiBの経営陣の経歴と人間性を知れば知るほど、ここでソロバンもみっちり鍛えることができると思えた。
ここでなら多くを学び、再現性につながる「正しい努力」ができるができるのではないかと思った。

 

※         ※         ※
 
 
このような理由から、LiBが自分の価値観に合致した場所かもしれないと思うようになっていった。
ただ、すぐに他の可能性を捨てて、「LiBに行こう!」と決めることはできなかった。
「もしかするとここより良い企業があるのでは?」という思いをしばらくは拭いきれなかった。
 
そんな迷いの最中にあった頃、以前、
 
「LiBは価値創造コミュニティを目指している」
 
という話が話題に登ったことを思い出した。
 
事業は時代とともに変化し、やがて廃れていく。
50年後、100年後、きっと今のLiBの事業はなくなっているだろう。
だからこそLiBは、時代を経てもなお生き続けるような文化や風土、DNAを作りたい。
そんな話だった。
 
僕の理解では、LiBは「女性の活躍を支援する会社」ではない。
LiBは「価値創造コミュニティ」を作っている会社だ。
 
「価値創造コミュニティ」って何だ?
それは、「あるべき未来」を形にするため様々な「価値」を創り出す人間の集まりのことだと思う。
その時代に必要とされる新しい事業を創り出す人たちが集う「場」のことだと思う。
 
現在LiBが手がけている事業は、会社の「長男坊」に過ぎない。
これから次男坊、三男坊がどんどん生まれてこなければいけないんだ。
それは必ずしも、「女性」に関わるものである必要はない。
 
100年後、僕らが天国から地上を見下ろしている。
僕らが作った事業はなくなっているが、僕らが残したDNAは生き続け、LiBというコミュニティで多様な人々が新しい事業作りに励んでいる。
こんな光景を眺めることができたら、とってもステキだ。
 
 
※         ※         ※
 
 
「LiBは価値創造コミュニティを目指している」
 
この言葉が、迷っていた僕の背中を押してくれた。
自分もLiBという舞台で、新しい「価値=事業」を創ることに挑みたいと思った。
それが自分の人生を叶える道だし、LiBが目指すところでもあるはずだ。
 
たしかに、世界には魅力的な企業がゴマンとあるのだから、他にもっと良い選択があるかもしれない。
より革新的で、インパクトの大きい事業があるかもしれない。
LiBの事業は本当はイケてなくて、ビジネスに疎い僕にはそれが見えていないだけかもしれない。
 
でも、「まぁそれならそれでいいや」と思えた。
 
「心惹かれることをしよう。心の声に従おう。」
 
と決めたのは僕自身だ。
これだけ調べきって考え抜いた結果、圧倒的に心惹かれるんだから、仕方ない。
それでダメだったとしても、後悔しようがないと気づいた。
何かを信じられた時、「悪い結果に終わったら後悔する」という可能性がゼロになることを知った。
 
ぐっと腹の底に力が入った。
妻にも「おもしろそう!」と言ってもらえた。(よかった!)
最後は運命を信じることにした。
 
こんな理由で、僕はLiBに入ると決めた。
 
(おわり)
 
 

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