ググッと考える!

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ズバリ、始めました!(一番ワクワクすることを)

約10年前、通っていた東京都立国分寺高校の教室の中で、「神様はいるのか?」という問に対する自分なりの考えを、せっせとノートに書き連ねていた記憶があります…今になってみると怪しげな高校生だったなぁと思いますが、これはこれで青春の1ページ(笑)
 
そんな興味は今も変わらず、そういうことを考えている時が不思議と一番ワクワクするんですよね。というわけで、このブログでは、自分が今まで考え、学んできた思想や宗教について、特にその中でも「誰かの役に立つかも!」というものについて、書いていきたいと思っています。
今日は、なぜ「思想」かというところから。
 
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昔から漠然と、人生で夢中になれるような何か(=事業)を見つけたいなぁと考えてきました。
 
個人としてであれ、企業としてであれ、人間が行う事業には、二つの要素があるような気がします。はるか昔に勉強した数学B(!)の記憶を引っ張り出してくると、この二つの要素は、「ベクトル」(矢印的なアレ)に喩えられそうです。
 
一つ目の要素は、事業の大きさ。ベクトルでいうと、ベクトルの「量」=矢印の長さ…かな?
事業の規模や社会に与えたインパクトのようなイメージです。例えば、レストランを経営すると言っても、10人ほどのお客さんが入るお店を一つ経営するよりも、全国展開のチェーン店を経営するほうが、「大きな」事業ということになります。
 
もう一つは、事業の方向性。ベクトルでいうと、ベクトルの「向き・方向」ですね。
その事業は、「正しい」方向に向かっているかということです。ここでいう「正しい」の意味は、人によって異なります。世界中にインターネットを普及させることが「正しい」と信じる人もいれば、できるだけ自然環境を破壊しないことこそが「正しい」と思う人もいる。
 
大きな事業を成し遂げた人は、輝いていてカッコイイ!彼らは世間から賞賛されます。
ただ、個人的には、「大きい」だけでなく、その方向が「正しい」事業に挑戦している人にこそ、憧れを抱きます。「大きい」だけで方向が「正しく」ない人については、「きっとすごい人なんだろうなー」と思うと同時に、「これは、果たして社会や世界をより良くしているのだろうか?(むしろ、悪化させているのでは…?)」と思ってしまうわけです。
そして、自分自身の仕事や事業を振り返る時、その規模を大きくする努力と同じくらい、その方向が「正しい」ものかをよくよく考えてみる必要があると思います。
 
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人類の叡智の結晶である「思想」は、自分にとっての「正しさ」を確立する助けとなります。また、ベクトルの方向、すなわち、今自分が取り組んでいることが「正しい」ものであるかをチェックする指針にもなるものです。1000年前の哲学者が◯◯説を唱えたということ自体はあまり意味がなくて、それをヒントに、自分なりの信念や哲学(「正しさ」)を築いていくことが大切なのではないかと思うわけです。
逆から言うと、昔からの思想を学んでみることで、「正しい」自分に近づくことができる…というような予感がしています。そして、その「ヒント」を、このブログで少しでも提供できればいいなと考えているところです。
 
品川皓亮